雑草がぼうぼうに伸びて、草刈機が必要な時がありますよね。
そこで今回は、草刈機の使い方や刃の交換方法、中古品を購入するときの注意点などをご紹介していきたいと思います。
草刈り機の使い方
雑草駆除にその昔は、鎌などで手刈りをしていました。今では、機械力学の向上により草刈機(刈払機)が登場し、いとも簡単に雑草などを刈り込むことができるようになりました。
機種のタイプは、大別しますと「両手ハンドル」「ループハンドル」「ツーグリップ」になります。今回は「両手ハンドル」タイプを主に、その使い方や使用方法をお話しして参りたいと思います。当然のことですが、安全メガネや防護器具の装備をしましょう。
- 安全確保のために、草刈機の円盤型の刃物を直に置かず宙に浮かせ置きます。
草刈機を地面に置きエンジンのスタートにより、高速回転した刃物が直置きですと思わぬ事故を引き起こすからです。 - スイッチをONにします。このスイッチがない草刈機もあります。私が使用するタイプにはスイッチがありません。
- 混合ガソリンを燃料タンクからキャブレターに送る、プライミングポンプを数回押します。
- チョークレバーを閉じて混合ガソリンを多く送ります。
- アクセルを少しふかします。
- 全体を見てスターターのひもを引きエンジンを始動させます。
大概は一発で始動しますが、そうでない場合にはやり直しながら始動を試みます。では、次に使用方法も見てまいりましょう。
エンジンが始動しましたら、トラ刈りを防止するために「円を描くように刈ります」これは、斜面でも平坦地での作業でも同じです。こうすることによりまして、刈り残しなども防ぐことができます。また、やたら左右に振れば疲れも出ます。しかし、円での刈り込み作業は一石二鳥の効果があります。
燃料タンクについて
一般的に燃料タンクは、混合ガソリンやガソリンの燃料を入れておくパーツを言います。半透明のプラスティック製の入れ物になります。タンクの容量は、エンジンの排気量により違いがあります。ここでのタイプは、23㏄クラスで0.5~0.6ℓの燃料タンクが搭載されるものです。
燃料の給油よりも大切なことがあります。それは、使用後の燃料の抜き取り方であります。業務で使用以外は、夏場の草の繁茂時期の使用くらいで長時間にわたり使用しないケースもあります。そのために、思わぬ燃料への引火による火災防止や劣化による機械トラブルを回避するためにも、燃料を抜き取る作業が大切になります。
- エンジンオイルの給油キャップの締め付けを確認します。
- 次に、燃料を抜き取るための空き缶や受け皿を用意します。
- 燃料用給油キャップを外し、草刈機本体を少しずつ傾けて燃料を抜き取りします。ここでプライマリポンプを数度ポンピングして残りの燃料を除くことも重要になります。
- 使用してきますと、燃料フィルターも汚れます。ひどい汚れでは、交換となります。
- 最後に、漏れなどがないことを確認しキャップをきちんと締めます。
刃の交換方法
草刈り作業をしていますと、時として力の余りに大木にぶつけることもあります。また、石やコンクリートの縁石などにぶつけることも多々あります。
その後、刃を見てみますと変形しチップが連続して脱落となり刃の交換をしなければならなくなります。また、長期使用で摩耗損傷が発生します。このように「変形」「脱落」「摩耗」は交換のシグナルになります。
- 草刈機本体を反転させて、裏側のネジを外します。泥などもキレイに取り除きます。
- 回転刃の固定(金属棒で軸に横から通す)をしてから外します。もっともこれが無くても外すことはできます。飽くまでも安全弁です。
- ネジを緩めます。ここでのポイントは、通常の回転方向と真逆になります。
時計方向では、通常は締まりますが回転刃に至っては緩みます。これで外すことができます。 - そのパーツは、5つの部品になります。「古い回転刃」「草刈機のヘッド」「止め金具(表)」「止め金具(裏)」「固定用のネジ」になります。
- 草刈機のヘッドの汚れやゴミを取り除きます。
- 新しいチップソーの取り付けをします。
- ネジでしっかり締め付け、すき間なく正しく取り付けられているかをチェックします。
刃の交換は、これで終了になります。
中古の草刈機の購入方法・選ぶときの注意点
その昔は、地元の農機具店やJAでも中古の販売(いまでも・・)をしていました。
しかし、近時はオークションサイトやメルカリでもお馴染みになり「格安」「今だけ」「長く使える」などのキャッチコピーに心惹かれる方もおありでしょう。
確かに価格や使用頻度を見て中古の魅力を感じます。このように、一見の外観からの判断で購入することはお薦めできません。
- 前使用者の状況が全く分からない。メンテ後の販売ですが、手放したトラブルの真因までは分からない。
- 購入後に機械の不具合が生じたときの保証がないケースが多い。
中古製品の利便性もありますので、どうしても中古と思いの方は、ご自分で修理ができるようになってからでも遅くないと考えるからです。それ以外では、宣伝ではありませんが新品を購入されたほうが穏当ですね。