海外旅行に行こう!と思った時に必需品になるのは、パスポートです。しかし、初めてのことで何が必要でどうすればいいのかわからない人も多いと思います。
そこで、今回はパスポートの申請・更新について解説しますので、参考にしてくださいね。
国内でも国外でも申請することは可能ですが、ここでは国内の説明をしていきます。
パスポートの申請に必要なもの
初めて、パスポートを申請する人は「新規発給」と呼ばれる手続きをします。
その際に必要はものは、以下の5つです。
- 一般旅券発給申請書:1通
- 戸籍謄本または抄本の原本:1通
- 住民票の写し:1通(住民基本台帳の利用をしていない人、申請先で住民登録をしていない人が必要になります)
- 写真:1枚
- 運転免許などの身元確認書類
これらが必要となり、どれか1つでも欠けていたら申請は進みませんので、必ず用意してください。
また、修学旅行などで未成年者がパスポートを必要とする場合、一般旅券発給申請書の裏面にある「法定代理人署名」という欄があるので、親権者または後見人が署名をします。
写真の準備について(サイズや服装など)
パスポート用の写真は、通常のスナップ写真を利用するわけにもいかないので、よく知っておきましょう。
かなり細かく規格されていますが、ここさえ守っていたら大丈夫!というポイントをご説明します。
サイズ・撮影時の服装に注意!
まず、サイズですが縦45mm×幅35mmのものを使用します。写真撮影の時に、帽子やヘアバンドなどの顔を隠すような装飾品は避けてください。
服装で最も気をつけなくてはいけないことは、輪郭が隠れてしまうようなものは選ばないということです。本人確認をするためにパスポートは必要なので、タートルネックのような顎まわり隠すような服は避けましょう。
また、顔の向きや表情もとても大事で、左右に傾いていたり中心からずれているような写真は使用できません。必ず真ん中に位置していて、目鼻口がしっかりと確認できるくらいの大きさまで顔を近くにします。
笑顔はダメ!?メイクやカラコンにも注意!
やりがちな表情の失敗として、笑顔になることです。
せっかくならにこやかな写真をパスポートに選びたいと思うかもしれませんが、口角が上がっていると普段の表情と違うため、本人確認ができない可能性が出てきます。そういった不安点を取り除いたような感覚です。
メイクが濃すぎたり、カラーコンタクトをするなど常識的な範囲から逸脱しているような容姿は写真の取り直しを求められると思ってください。
パスポートの申請手順
必要なものが全て揃ったら、次は申請をするだけです。手順を簡単にお伝えするので、参考にしてください。
申請の手順はとても簡単で、自分が住んでいる都道府県のパスポート申請窓口で必要書類を全て提出するだけです。
申請をしてから実際にパスポートを手にするまでには大体土日を除いて1週間程度必要になるので、急ぎで欲しい!と言ってもすぐにでるものではありません。時間がかかることを念頭に入れて、自分で動くようにしてください。
そして、受領する時には申請した時に渡される「受理票」と「収入印紙と収入証紙」が必要になります。収入証紙は全国同じで2,000円で済みますが、収入印紙はパスポートの種類によって違います。
5年間有効で収入印紙9,000円、10年間有効で収入印紙14,000円必要になります。それらを用意したら、窓口に提出をしてパスポートを受け取りましょう。
受け取りに行く際は必ず本人が行きます。代理人による受領は認められていません。
パスポートの更新手順
パスポートには、5年と10年という有効期限があります。
しかし、かなり長い有効期間なこととその間に海外旅行にあまり行かない人はどうしても更新手続きを忘れてしまいます。
また、手続き方法もきちんと覚えておきましょう。
更新の際に必要になる物は、下記の通りです。
- 一般旅券発給申請書:1通
- 住民票の写し:1通
- 写真:1枚
- 戸籍謄本または抄本:1通(戸籍上の変更がある場合のみ必要)
- 有効期間中のパスポート
更新の時も、住んでいる地域のパスポート申請窓口で申請する必要があります。
そして、更新の時も初めてパスポートを申請した時と同じように必ず本人が行かなくてはならないので注意しましょう。
受領の際も同じように、受理票と収入証紙と収入印紙が必要になります。金額も初めての申請と同じですよ。
おわりに
今回は、パスポートの申請手順についてお話ししてきましたが、いかがでしたか?
初めての申請も更新の手続きもほとんど同じことをするだけなので、更新の時期を見過ごさないように注意していたら問題はありません。